こんにちは、木更津市にある歯医者のきさらづ歯科クリニックです。
前回のブログでは 「女性ホルモンと歯周病の関係」 について解説しましたが、今回は 「男性ホルモンと歯周病」 について掘り下げていきます。
実は、男性ホルモンも歯周病の発症や進行に影響を与えることが分かっています。
① 思春期
思春期になると、テストステロンの分泌が急激に増加するため歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。
これは、テストステロンが 歯ぐきの血流を増やし、炎症を助長する 可能性があるためと考えられています。
② ストレスとテストステロンの関係
仕事のストレスや生活習慣の乱れがテストステロンの分泌に影響を与えます。
ストレスが続くと コルチゾール(ストレスホルモン)が増え、テストステロンが減少 します。テストステロンの低下は、免疫力の低下や歯周組織の修復能力の低下 を引き起こし、歯周病が進行しやすくなります。
③ 加齢によるホルモンバランスの変化
加齢とともにテストステロンの分泌量は徐々に低下していきます。これにより、歯ぐきの組織が弱くなり、歯周病に対する抵抗力が落ちる ことが指摘されています。特に 40代以降の男性は歯周病のリスクが高まる ため、注意が必要です。
女性と男性を比べると ー男性は緩やかに減少ー
男性ホルモン(テストステロン)には免疫が過剰に働かないようにブレーキをかける作用があるため、加齢で分泌量が減少すると歯ぐきの炎症が起こりやすく、歯槽骨も痩せやすくなります。ただし、減少スピードは緩やかなので、女性ホルモンに比べて歯周病に対する影響は少ないのです。
歯周病は男性ホルモンの変化によってもリスクが高まることが分かっていますが、日々のケアで予防することが可能です。
特に、正しい歯磨き習慣の継続、生活習慣の見直し、そして定期的な歯科検診 が大切です。
40代以降の男性は歯周病のリスクが高まるため、しっかりと予防ケアを行い、健康な歯ぐきを維持していきましょう!
歯周病について気になることがあれば、ぜひ きさらづ歯科クリニック までお気軽にご相談ください。