こんにちは、木更津市にある歯医者のきさらづ歯科クリニックです。
まだまだ、暑い日が続いていますね😅
外にいると、この暑さでは多量の汗をかくので、熱中症対策としてスポーツドリンクを飲むことはありますか?
水分や電解質の補給という面では有用ですが、歯科の視点から見ると注意すべき点がいくつかあります。
今回はスポーツドリンクと歯の健康についてのお話です。
スポーツドリンクに含まれる糖分について
世界保健機構(WHO)では、大人が1日にとってよい糖分の目安は25~30gとされています。これはだいたいスティックシュガー(1本3g)で換算すると8~10本分くらいです。
500mlのスポーツドリンク1本にはスティックシュガー約10本分の糖分が入っているんです!
つまり、大人でも1日の目安をほぼ飲みきってしまう計算になります。
運動直後の水分補給としてスポーツドリンクは役立ちますが、長い時間お口の中に糖分が残っていると、むし歯の原因にもなってしまいます。
じゃあ何を飲めばいい?
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水・麦茶・ほうじ茶:糖分・酸を含まないため、歯への影響が少なく安心です。
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経口補水液:下痢・発熱や大量発汗など、医学的に脱水のリスクが高い場合に有効です。糖分はスポーツドリンクより少なく、ナトリウムなど電解質のバランスが整っています。
歯を守るための工夫
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スポーツドリンクを飲む場合は、少量を短時間で摂取するようにしましょう。
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ダラダラと長時間かけて飲むことは避け、飲んだ後には水で軽くうがいするのがおすすめです。
スポーツドリンクは熱中症対策にとても心強い存在。でも歯のことも考えて、ほどほどの量を意識してみると安心です。
飲み物に入っている砂糖の量をイラストでチェック!
わかりやすいように、炭酸飲料やいろいろな飲み物に含まれる砂糖の量をイラストにしてみました。飲み物を選ぶときのちょっとした参考にしてみてくださいね!