ブログ BLOG

2025.07.02

最近よく耳にするフレイル~オーラルフレイルとは?

フレイルとは?

最近、「フレイル」という言葉を耳にする機会が増えています。


**フレイル(frailty)**とは、加齢に伴って心身の活力(筋力や認知機能、社会性など)が低下し、健康障害や介護が必要になる一歩手前の状態を指します。

元気な状態と要介護状態の中間に位置するもので、適切な予防や支援により、回復が可能なのが特徴です。


フレイルの主な特徴

  • 筋力低下(サルコペニア)

  • 疲れやすい

  • 体重減少

  • 活動量の低下

  • 認知機能の低下

この状態を放置すると、転倒や骨折、認知症、要介護状態につながるリスクが高くなるため、早めの気づきと対応が大切です。

オーラルフレイルとは?

オーラルフレイルは、フレイルの中でも特に「口腔機能の衰え」を指します。
簡単に言うと「お口のささいな衰えが全身のフレイルに繋がる」という考え方です。

オーラルフレイルの具体例

  • 食べこぼしが増える

  • 硬いものが噛みにくくなる

  • 滑舌が悪くなる

  • むせやすくなる

  • 口の乾燥

こうした小さな変化を放置すると、食事量や栄養が減り、体重や筋力の低下、さらには社会参加の減少にも繋がります。

予防・改善のポイント

オーラルフレイルは早期発見とケアが重要です。

  • 定期的に歯科検診を受ける

  • よく噛む習慣をつける

  • お口の体操(パタカラ体操など)を行う

  • バランスの良い食事を心がける

  • 会話や人との交流を増やす

「まだ大丈夫」と思わず、日頃から意識することで健康寿命を延ばすことができます。


まとめ

フレイルは年齢を重ねれば誰にでも起こりうるものですが、早めの気づきと適切な対策で改善が可能です。
オーラルフレイルも小さな変化から始まるため、日頃の観察とケアを大切にしましょう。

記事一覧へ