明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
報道でも多くされているようにインフルエンザの感染が増えていますね、感染予防のために、マスクの着用や手洗い、うがいなどが一般的な予防策として知られていますが、実は「口の中を清潔に保つ」こともインフルエンザ対策に非常に効果的だということをご存じでしょうか?
今回は、口腔ケアとインフルエンザ予防の関係について解説します。
口腔ケアがインフルエンザ予防に役立つ理由
1. 口腔内の細菌が免疫に影響を与える
口の中には数多くの細菌が存在しており、これらの一部は病原菌の繁殖を助長する可能性があります。口腔内が不衛生な状態にあると、インフルエンザウイルスが侵入しやすい環境を作り出す可能性があります。毎日の歯磨きやうがいで口の中を清潔に保つことで、ウイルスが定着するリスクを軽減できます。
2. 唾液の力を活用
唾液には、病原菌やウイルスを抑える成分が含まれています。しかし、唾液の分泌が減少したり、口腔内が乾燥したりすると、その防御機能が弱まります。口の中を清潔にすることで唾液の分泌を促し、インフルエンザウイルスへの抵抗力を高めることができます。
3. 全身の健康につながる
口腔内の健康は全身の健康と密接に関わっています。歯周病や虫歯といった口腔内の疾患を予防することで、体全体の免疫機能を維持しやすくなります。インフルエンザだけでなく、風邪や他の感染症の予防にもつながります。
日常でできる口腔ケアのポイント
1. 歯磨きを徹底する
歯磨きは基本中の基本です。朝と夜、1日2回以上丁寧に行いましょう。歯と歯の間や歯茎の境目に溜まりやすいプラーク(歯垢)をしっかり除去することが大切です。
2. うがいを習慣に
外出先から帰宅した際には、口をゆすぐだけでも効果があります。さらに殺菌効果のあるうがい薬を使用すれば、口腔内をより清潔に保つことができます。
3. 舌を清潔にする
舌の表面には多くの細菌が付着しています。専用の舌ブラシを使って優しく舌を清掃することも、口腔ケアの一環として取り入れましょう。
4. 水分補給を心がける
口の中が乾燥すると、細菌やウイルスが繁殖しやすくなります。こまめに水を飲み、口腔内を潤すことで唾液の分泌を助けましょう。
この冬は、健康を守るために「お口の中のケア」を意識してみてください。