マタニティ歯科 MEDICAL

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生まれてくる赤ちゃんの
ためにできること

つわりやホルモンのバランスの変化で妊娠中はお口のトラブルが発生しやすい時期です。
生まれてくる赤ちゃんの健康と安全な出産のために体調の良い時に
お口の中のチェックを受けにいらしてください。

妊娠中になりやすい
お口の病気

妊娠中になりやすいお口の病気

妊娠性歯肉炎は、
特に注意が必要です
低体重児・早産のリスクは、高齢出産よりも歯周病の方が約7倍も高いのです。

妊婦における早期低体重出産の危険率高齢出産よりも歯周病の方が約7倍歯周病年齢アルコール産科器官の感染02468(倍)参)日本臨床歯周病学会妊婦における早期低体重出産の危険率高齢出産よりも歯周病の方が約7倍歯周病年齢アルコール産科器官の感染02468(倍)参)日本臨床歯周病学会

妊娠でホルモンバランスが変化することにより妊娠中期から後期にかけて歯肉に炎症を引き起こし歯肉炎・歯周炎を引き起こすことがあります。出産が近くなると、プロスタグランジンという物質が子宮で分泌されることによって、分娩が始まります。しかし、歯周病により炎症が広がると、炎症を抑えようとしてプロスタグランジンが作られてしまい分娩時と同じように子宮の収縮が始まり早産が引き起こされてしまうのです。

予防と治療

歯垢がないきれいなお口の中では、起こらないか起こっても軽度ですみますので妊娠中は気をつけてお口の中を清潔に保ちましょう。油断すると出産後に本格的な歯周病に移行する場合もありますので注意が必要です。つわりがひどく歯みがきが出来ない時はこまめにうがいをしましょう。

予防と治療

生まれてくる赤ちゃんのため
『マイナス1歳』からの
むし歯予防

 出産前にまずは、
お母さんの
お口を健康に 

生まれたばかりの赤ちゃんのお口には、むし歯菌はいません。むし歯菌は、お母さんや周りの大人の唾液により感染します。乳歯の生え始めから3歳ごろまでに移ることが多いとされています。特に注意が必要なのは1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月の『感染の窓』と呼ばれている時期です。お母さんのむし歯菌の数が多いほど子供のむし歯になる割合が高くなるのです。赤ちゃんが生まれてくる前に、周りの大人がお口の中をきれいにしてむし歯を減らすことが大切なのです。

出産前にまずは、お母さんのお口を健康に
  • 誰から感染するの?
    その他17.2%母親由来51.4%父親由来31.4%51%がお母さんからその他17.2%母親由来51.4%父親由来31.4%51%がお母さんからその他17.2%母親由来51.4%父親由来31.4%51%がお母さんから
  • むし歯菌が感染しやすい時期は?

    特に注意が必要なのは1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月

    むし歯菌(ミュータンス菌)が最も感染しやすい時期です。歯が生え始める上下の前歯が生えそろう奥歯が生え始める全ての乳歯が生えそろう感染の窓幼児食時期離乳食開始〜卒乳0歳6ヶ月頃1歳頃1歳7ヶ月2歳7ヶ月むし歯菌(ミュータンス菌)が最も感染しやすい時期です。歯が生え始める上下の前歯が生えそろう奥歯が生え始める全ての乳歯が生えそろう感染の窓幼児食時期離乳食開始〜卒乳0歳6ヶ月頃1歳頃1歳7ヶ月2歳7ヶ月むし歯菌(ミュータンス菌)が最も感染しやすい時期です。歯が生え始める上下の前歯が生えそろう奥歯が生え始める全ての乳歯が生えそろう感染の窓幼児食時期離乳食開始〜卒乳0歳6ヶ月頃1歳頃1歳7ヶ月2歳7ヶ月
  • お母さんのむし歯菌の数と
    子どもの感染率

    お母さんのむし歯菌が多いほど、むし歯菌に感染している子供の割合が多くなっています。

    母親のミュータンス菌量と子どもの感染率感染している子どもの割合8.5%16.0%14.3%58.0%1万以下1万〜10万10万〜100万100万以上母親の口内のむし歯菌(ニュータンス菌)の数母親のミュータンス菌量と子どもの感染率感染している子どもの割合8.5%16.0%14.3%58.0%1万以下1万〜10万10万〜100万100万以上母親の口内のむし歯菌(ニュータンス菌)の数母親のミュータンス菌量と子どもの感染率感染している子どもの割合8.5%16.0%14.3%58.0%1万以下1万〜10万10万〜100万100万以上母親の口内のむし歯菌(ニュータンス菌)の数

感染や歯周病を防ぐためには
どうしたらいいの?

お母さんになる前から出来る事と、
お母さんになってから出来る事

1歯科医院での歯のクリーニングを定期的に受けましょう歯科医院での歯のクリーニングを定期的に受けましょう歯科医院での歯のクリーニングを定期的に受けましょう

歯科医院での歯の
クリーニングを
定期的に
受けましょう

お口のむし歯菌の量を減らします。

2お子様とスプーン、お箸などを別にする、噛み与えない、適切なスキンシップを心がけるお子様とスプーン、お箸などを別にする、噛み与えない、適切なスキンシップを心がけるお子様とスプーン、お箸などを別にする、噛み与えない、適切なスキンシップを心がける

お子様とスプーン、
お箸などを別にする、
噛み与えない、
適切な
スキンシップを心がける

唾液によるむし歯菌感染を防ぎます。

3お砂糖が入った食べ物や飲み物を控えるお砂糖が入った食べ物や飲み物を控えるお砂糖が入った食べ物や飲み物を控える

お砂糖が入った食べ物や
飲み物を控える

お砂糖がお口にあるとむし歯菌が
住み着きやすくなります。

4キシリトールを食べるキシリトールを食べるキシリトールを食べる

キシリトールを食べる

妊娠6ヶ月~子供が生後9ヶ月になるまでの
19ヶ月間お母さんがキシリトールガムを
毎日噛んだグループと同じ期間キシリトールを食べないグループを比較した研究した結果です。

妊娠6ヶ月~生後9ヶ月の間お母さんがキシリトールを食べるグループ妊娠6ヶ月~生後9ヶ月の間お母さんがキシリトールを食べないグループ妊娠6ヶ月~生後9ヶ月の間お母さんがキシリトールを食べるグループ妊娠6ヶ月~生後9ヶ月の間お母さんがキシリトールを食べないグループ

お母さんからお子様への
むし歯菌感染を防ぎます

キシリトールのむし歯菌感染予防効果キシリトールのむし歯菌感染予防効果

緑のグラフの方が低いですね。妊娠中からキシリトールガムを食べるだけで、生まれてきた赤ちゃんへの母子感染率を下げることができるのです。

むし歯菌がお口の中に住み着く
時期を遅らせることができる

むし歯菌の感染時期を遅らせる効果むし歯菌の感染時期を遅らせる効果

むし歯菌が定着する時期を比べると、キシリトールを食べるグループのお母さんから生まれた子どものむし歯菌が見つかった時期は8.8ヶ月も遅いという結果になりました。むし歯菌がお口の中に住みつくのが遅ければ遅いほど、その後のむし歯予防が有利になります。

キシリトールは妊娠期に
食べても安全!キシリトールは消化されにくいため一度にたくさん食べると一時的にお腹が緩くなることがあります。これは食物繊維が豊富に含まれている食べ物を食べた時に、お通じが良くなるのと同じ現象です。

キシリトールは妊娠期に食べても安全!キシリトールは妊娠期に食べても安全!

妊婦さんを対象にキシリトールガムを食べた時にどのくらいの方が下痢などを経験するのか調べた研究結果があります。
多くの方が普通ですね。2つの国際機関(FAOとWHO)の合同食品添加物専門会議(JECFA)によるとキシリトールの1日の許容摂取量については「特定せず」と定義しています。=食べる量を制限しなくても安全な食べ物ということです。
FAO(国際連合食糧農業機関)WHO(世界保険機関)

参)マイナス1歳から始めるむし歯予防

5プロバイオティクスを摂取するプロバイオティクスを摂取するプロバイオティクスを摂取する

プロバイオティクスを
摂取する

歯周病菌の減少妊娠性歯肉炎に罹患している
健康な妊娠後期の女性を対象とした
研究結果です。

歯周病菌の減少歯周病菌の減少

母乳の質がアップ!ロイテリ菌を摂取したグループは
そうでないグループよりも
母乳で大切な成分である免疫成分が多く、
アレルギーを誘発する成分が
少なくなっています。

母乳の質がアップ!母乳の質がアップ!

赤ちゃんが生まれたら

お子様と一緒に診察が受けられるようにベビーカーも一緒に診察室まで入ることができます。全て個室の診療室のため、周りを気にせずに治療を受けていただけます。

赤ちゃんが生まれたら

よくある質問

レントゲン撮影による赤ちゃんへの影響はありますか?
被ばく量の少ないレントゲンを使用し、また撮影時には防護用エプロンを着用していただいて撮影しています。歯科用のレントゲン撮影は腹部から離れており胎児にはほとんど影響がありません。必要最低限の撮影にとどめています。
麻酔は赤ちゃんに影響ありますか?
歯科で使用する麻酔は局所麻酔です。通常量使用した場合、胎児や母乳への影響はほとんどないと報告されています。歯科の治療は安定期が好ましいです。
処方された薬は飲んでも大丈夫ですか?
妊婦さんに処方する薬は安全性が高いと認められているものを処方しております。妊娠中や妊娠の可能性がある場合は必ず歯科医師に伝えてください。
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